おヒメ様☆勘違いハッザァード!

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「食事の件で呼んだ使節が何故か、お姫様で、色々誤解をしていたのはよくわかった。 だけど、そのお姫様が一糸まとわぬ姿で、地下の牢獄みたいに暗い場所で 魔物達に囲まれる光景は、我が勢力と人間にとって、とてもよくないモノになると思う。 わかるね。ゴブ軍曹!」 おそる、おそる振り返った俺の目は、静かな怒りを全身に表す魔王ハーグリーブズの 目とガッチリ合った…  「大丈夫ですか?軍曹。」 「…問題ないっす……」 魔王に、しこたま怒られた俺をいたわるように、ミーミが下から覗き込む。 時々、こっちの耳を“サワサワ”触るのは、また、どこぞで仕込まれた “勘違い”の慰めかな?少し意地悪な心が起こる。 「それも…」 「?」 小首を傾げる彼女。俺は自分の耳を指さし、尋ねた。 「誰かに教えられたモンなんすか?」 ミーミの顔に、ニパニパとは少し違う、恥ずかしそうな表情?テレテレな笑顔?が浮かぶ。 「あ、これは…」 「?」 「これは自分で考えたやつです。何となく気持ちが落ち着くかと思って。 !!(慌てたように)もしかして嫌でした?」 「いえっ、全然大丈夫です。ハイッ、ハハハッーーーアッアッ!!」 「良かったぁ~」
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