おヒメ様☆勘違いハッザァード!

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「ウン、いや、番組とか…また意味不明な言葉が出てたけどさ…姫さんちょっといい? 後ろから何か出たけど、今の…何っ?」 「あ、あれは!(ニパニパ笑顔が映え渡ったー)私の影“オボロ”さんです。異大陸出身の 護衛さんで料理、洗濯、戦闘何でも出来ます~。」 「ウン、ウン!いや、いいからさ。その護衛さん、ちょっと出てきてもらいたいな? 何となく姫さん一人でここに来た理由がよくわかったからさ。」 俺の言葉にミーミが 「ハイッ!」 と両手を叩くと、彼女の影が“ゾロリ”と動き、黒髪を後ろにまとめた、 切れ長お眼目の女性が出てくる。両手を“パンパカ~ン”な感じに鳴らす、 ミーミが笑顔で紹介した。 「オボロさんですぅ~」 彼女の笑顔とは全く正反対の“ブスっとした表情”で、オボロが一礼した。そのまま無言で 佇む彼女。明らかに不機嫌だ。ウン、そうだね。でも誤解は解けてるだろ?ずっと後ろに いたんだからさぁ… そんな俺の杞憂が伝わったのか、ミーミが少し心配顔でオボロの肩に手をかける。 「オボロさん~?挨拶くらいはぁ~」 頭を傾かせて、オボロの顔を覗き込むミーミ。その柔らかそうな頬っぺたが、 オボロのほっそい両手につままれる。 「ひゃひん、ひん、ひらい~、ほぼろさん~」 「私がプレゼントした“首輪”はどうしたんですか?姫!だいたい、 魔物と打ち解けるなんてどうかしてます。人間と魔族が出会ったら、 主従関係、それも奴隷と主人のね。姫なんて、 見た目“幼め”体は“ワガママ!”…“もう好き放題にむしゃぶりつきたい”的な感じ じゃないですか? そこをフルに活用してですね!!魔物にグチャグチャ蹂躙されて下さいよ! 私の楽しみのために!ああもう!ホント可愛いなぁ!ちっくしょう~!! (いつの間にか、ハァハァ言いながら、ミーミの胸に顔を埋めているオボロ)」
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