エッタ姫の小さな冒険

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ここはエッタ姫というお姫様が住んでいるお城です。 そのエッタ姫は冒険をするのが大好きでいつも城下町に住んでいる幼なじみの男の子マレと冒険をしていました。 エッタ姫のお父さんは冒険するのには反対でした。 夜は警備を厳重にするのですが、毎回エッタ姫は簡単に抜け出してしまいます。 そこで今回はエッタ姫を部屋に入れて、外から鍵をかけてしまいました。 エッタ姫はとても考えました。 そしてふと思い付きました。 すぐに壁を蹴破って抜け出してしまいました。 外では幼なじみのマレが待っていました。 「今日は遅かったね」 マレは笑いながら言いました。 「部屋に入れられて外から鍵をかけられてしまったんですもの  それで今日はどこに行くの?」 冒険にいく場所はいつもマレが決めていました。 「今日は近くの洞窟にいつて見ようとおもうんだ」 お城の近くには洞窟がありました。 「じゃあ早くいきましょ。」 そう言うとエッタ姫は走っていってしまいました。 「おい、ちょっと待てよー」 マレも追いかけていきました。 洞窟の前 「もうっ遅いわよ」 「はぁはぁご、ごめんてかエッタ走るの早すぎ」  「洞窟の中は真っ暗でなにも見えなさそうだわ」 夜のせいか洞窟の中はなにも見えなかったのです。 「待ってて」 マレはそう言うと木の棒をだして火をつけました。 「これで見えるようになったよ」 「そう、じゃあいきましょ」 「おいおい、ありがとうぐらい言えよ」 二人は奥へ進んでいきました。 さて、洞窟の突き当たりまできた二人、そこには木の箱がありました。 「何が入ってるんだろう」 「はなく開けてみてよわくわくするわ」 マレは両手でそっと箱を開けてみるとそこには 本が入っていました。 「なんの本かしら」 「魔法の使い方が書いてるんだと思うよ(呪文の書)って書いてあるし」 なんと洞窟の奥には呪文の書があったのです? 「なんでこんなところにあるのかしら」 「うーんわからない」 どこかから魔物の雄叫びが聞こえてきました。 二人は驚いて入り口へ走って行きました。 「はあはあ驚いた」 「ねぇ見て もうこんな時間だわ」 彼らが洞窟から出たときには、もう明け方でした エッタ姫はお城へ帰ると、お父さんに見つかり ながーい説教を喰らったのでした。 マレも母親から説教を喰らった見たいです。 この説教を喰らっても二人は冒険をやめませんでした。
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