1人が本棚に入れています
本棚に追加
昨日、一体何があったのか。
思い出そうとすればするほど、頭の奥がじんじん疼いて、頭が割れそうになる。
ベッドの隣で眠るのは、美しい半裸の女性。
つやつやとして長いまつげに、一切クセの無い黒髪。
一切産毛の無い下着のみを着けた細い綺麗な背中は、天井を向いて軽く上下に動く。
その女性は微かなうめき声を上げて、上体を起こす。
女性は俺の視線に気付くと、顔を赤らめて布団をたくし上げて身体を隠す。
そして女性は、俺の両手を指差す。
――俺の両手は、赤々と濡れていたのだ――
最初のコメントを投稿しよう!