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そして私はすくすくと大きくなり、3か月ぐらい経つと適齢期の成人女性のようになった。
たった3ヶ月で、そんなに大きくなるなんて、普通の人間ではないでしょう。
翁と媼はそんな私を不思議に思いながらも、心からの愛情を注いでくれたの。
大人になったのだからと、日取りを占って髪上げと裳着の儀式をしてもらった。
帳の中からも出ることもせず、大事に大事に育てられたわ。
翁と媼の目に映る私はたいそう美しく、私がいるだけで家の中には暗いところがなく、光が満ちているようだと言った。
翁は、気分が悪く苦しい時も、私を見るとおさまってしまう、腹立たしいことがあっても慰められる、と言って、私をとても可愛がってくれた。
翁は長い年月竹を取っていたので、見つかる黄金のお蔭で、すっかり有力者になってしまったの。
私がとても大きくなったので、御室戸齋部の秋田という人を呼んで、名前をつけさせた。
秋田は私に、なよ竹のかぐや姫と名付けたの。
かぐや姫・・・それが私のここでの名前になった。
この日から三日間、宴会を開き、誰彼構わず呼び集めて、盛大に管弦の遊びをしたそうよ。
そのせいで、私の容貌と名前は噂となり、広く知れ渡ることになってしまった。
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