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ロックオンをせずに感覚でミサイルを発射する。
二百ミリ砲を敵の密集する場所に向かって放つ。
相手も時折反撃をしてきたが、あざ笑うようにその決死の一撃達を躱す月光。それもそのはずだ。なにせワイルドギアとは旧暦の世界の兵器と機動力という点で一線を画していたのだから。
さらに防御という点でもジェネレータから発せられる特殊な波長によって塗料が硬化しありえないほどの強度になっている。
驚異的な速度で横移動をしながら殲滅を続ける。そして最後の戦車を撃破し弾薬庫へと向かう、ここまでは順調すぎるくらい順調だった。
しかし、それに反して嫌な予感がサザナミの中で渦巻く。
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