1.クリンバッハ城 地下兵器開発室

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 妖艶な笑みを浮かべつつ、アネットがハンドボール大はあろうかという胸を組んだ両腕で持ち上げる。その目の前には、全長五メートルはあろうかという巨大な鋼鉄の塊――西洋の甲冑にも似た人型の兵器がランプの明かりに照らされ、鈍い光を放っていた。
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