シンガーソングライターのアリサ

成長する息子

息子も集団登校の班長に抜擢された。そのグループのメンバーが全員揃うと自分が先頭に立って登校する。校外活動でも、下級生の面倒を見るようになった。
宿泊学習では、計画通りの研修を受けた。１学期が終わり夏休みが始まった。しかし息子たちの学年は、運動会の準備に追われていた。グランドの草むしりや鼓笛隊・フォークダンスの練習などやることがある。夏休みが終わる３日前から運動会のセッティングに追われた。
ようやく２学期が始まった。始業式を済ませて授業再開すると体育の授業をフォークダンスの練習に使った。週に一度は運動会の予行練習をした。そして、運動会の日が来た。父兄席に座るアリサは息子が出場する競技に声援を送る。
百メートル走や綱引などを撮影していたアリサは、昼食を食べた。休憩時間が終わると息子たちの出番が来た。鼓笛隊の演奏で昼の部が始まる。器楽クラブの子を先にリコーダー担当の子が後ろに続く。ドラムメジャーの後にスネアドラムやバスドラムなどがついていく。その中で、息子がスネアドラムでリズムを刻む。普段アコーディオンやエレクトーンをしてる子は、ピアニカやベルリラなどで副旋律を弾いている。後ろに続く子がリコーダーで主旋律を流している。最新のヒット曲をこういう形で聴いて気分が高揚したところで次の競技が行われた。