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3人でビールのつまみやケーキなどをいただき、気分が良くなったところでアリサが撮影したビデオを公開した。卒業式の一部始終を見た父が「これから少しずつ大人になるんだぞ」と息子に言った。よく訳がわからないまま「うん」と息子が答えた。皿洗い器に後片付けを任せた3人は、ビデオ鑑賞が終わると身支度整えて寝た。
それからが大変だった。アリサは、息子と一緒に制服やその他の学用品を買い揃えるのだ。準備に追われた春休みは慌ただしく過ぎていき中学校の入学式の日が来た。
アリサは父兄席に座ると新入生が入ってきた。校長の話が始まり式典は滞りなく進んでいく。入学式が終わると教室へ行った。アリサは後ろから息子を見る。ホームルームが終わると2人で帰宅した。2人で昼ごはんを食べ、アリサは晩ごはんの準備を始めた。
夫が帰宅すると晩ごはんを食べ始めた。食後にアリサが撮ったビデオを見た父は「卒業する頃には俺と同じような体になる。それまでに体力作りをしておけ」と息子に言った。「うん」と答えた息子は、明日の準備をすると床に入った。アリサは、夫の晩酌のつきあいを済ませてから2人で床に入り明日の朝を迎えるのである。
中学生になった息子は、ホームルームで紙を配られた。どこの部活動に所属するか記入せよというものだ。彼は、音楽関連の部活動を探してみた。吹奏楽部しかないので、とりあえずそう記入して提出した。
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