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家に帰ったら、箱から出してそれを設置した。電源を入れて弾き心地を確認した後、晩ごはんの準備に取り掛かった。家に帰った夫と息子は、キーボードが置いてあるのに驚いた。でも自分もある程度音楽をしてるから、アリサには何も言わずに晩ごはんを食べたら明日の準備をして寝た。
次の日、男たちがいなくなったら楽器店へ行って自分の腕に合った楽譜を買った。その後、惣菜を買って帰宅すると、楽譜を譜面台に立ててその曲を弾き始めた。だいぶ忘れてたのでミスばかりする。それでも、昔のペースを戻そうと練習したら、息子が帰って来た。「お母さん、その曲は何?」と聞く息子に、「トルコ行進曲よ。でも、今弾いたのはモーツァルトのであって、管弦楽用にベートーベンが作った曲もあるの」と答えた。「へぇ~~ そうなんだ」と息子が答えると宿題に取り掛かった。
夫が帰ってきたので、ここで晩ごはんが始まった。「お母さんはトルコ行進曲が弾けるんだよ」と息子が言うと、父はこう答えた。「若い頃にやった事は、大人になっても忘れないんだよ。お父さんだって、昔弾いた曲はすぐに弾けるんだ。だから、お前も練習しておいたら一生の財産になるんだ」「うん!」と息子が答えると晩ごはんを最後まで食べて明日の準備をして寝た。
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