プロローグ

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誰からでも愛される桜の花も 散ってしまえば目を向けてもらえなくなる。 雨が降れば、花見は中止。 風はその花弁を容赦なく吹き飛ばす。 私と彼はあまりにも似すぎていた。 桜の花を散らすのはいつだって 雨と、風で。
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