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ここが教室だと言うのに1つ目の理由を聞いた周りは何人かが納得の意味でうんうんと頷く。
マユミ「次に2つ目は、あんたはあの学校で五本の指に入る超イケメン優雅君と付き合っているということ。現にさっきも千賀子が言ってたけど、手を繋いで登校してきたらしいわね。」
チカコ「そう!以上のことからあんた不幸じゃない!むしろ真逆!あんたは間違いなくリア充よー!」
イノコ「ひいぃー!不幸だと言ってすみませんでしたー!」
再び指差されながら言われて井野子が謝れば千賀子は腕を組んでわかればよろしい!と頷くと真由美と一緒に席に着く。
マユミ「というわけで、あんたが不幸だったらこの学校の女子皆が貧乏神に取り憑かれてると言ってるようなもんだから今後そういう発言は控えるように。」
イノコ「は、はい…気をつけます…」
2人からの説教が終わりしゅんと小さくなる井野子と共に教室の空気も元に戻った。
マユミ「ふう…まあ、あんたがそんなことを言う理由は察しがつくけどね。」
説教を終えて軽く一息つくと急に周りに聞こえないよう声を抑えながら真由美は言う。
マユミ「ずばり、あんたの超能力のことでしょう?」
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