第1話 「デガルダ飛翔」

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るさ。……そうか」キサナに応えるうちに、両親の言葉「この 世界で一番安全な場所」を思い出したナユタは、キサナと共に同市内の根源結晶の研究施設へ向かう。それは連合軍の試作機 が飛来したのと同じ方角であった。 (アイキャッチ)  スタジアム上空。あえなく撃墜される連合の試作機。「野蛮人が猿真似の情報結晶を持ち出したってなあ!」威勢のいいことを言う敵勢力パイロット、サンラァフ・ベルデ。顔はガスマスクや酸素マスクに近い装置で半分以上が隠れており、肌も主人公とは明らかに違う色(敵人種は宇宙服代わりに皮膚を変化させることで、呼吸さえできれば生身でも宇宙で活動できる。その際には一様に白色系の大理石色となるため、主人公としてグレー系大理石色の個性は素性の謎が解決する中盤まで維持できると思いたい)。「下には市街地があるんだ、被害は最小限にな」女隊長の通信。「はっ、すみません」「いいさ。我が隊は研究所の制圧に向かう」「了解であります!」     
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