第1話 「デガルダ飛翔」

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 ツインアイを揺らめかせルルル…と静かに駆動するデガルダ。ナユタは不意に足もとに広がる破壊された市街地からの「声」を受信してしまう。悲鳴というよりはうめき声や女子供の泣き声など。声の拡大に合わせ網膜に何らかのビジョンを受けたナユタ、サブリミナル的な両親・月の裏側・敵戦艦・木星のビジョンののち、根源結晶と共に佇む頭蓋骨のようなマスクを被った長髪の男の姿を幻視する。 *ED* *次回予告* (25分) 【構成上の役割】 ・世界観の提示=大きな川の流れの一部を切り取るような、映像の始まりと劇中世界の始まりが同一でない意識。説明は特に冒頭に注力し、以降は現在進行形の表現に努める。特別重要でない世界設定は次回以降に回す。 ・敵勢力の印象付け=世界設定と主人公に目が向きやすいので細心の注意を払う。前半はメカ中心に見せ謎めいた雰囲気を出したいが、味方キャラクターが多数登場し群像劇の機能を持つのは次回以降となるため、後半は敵パイロットの顔やリアクション、名前を多分に盛り込んでよいと考えられる。その場合敵人物の表情は酸素マスク等の装置越しに見せて特徴的な肌色による異星人的な人外感を抑えたい。敵人種と主人公の類似は多少見えてもいいように思う。     
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