25人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから半年が過ぎて、僕の体は限界を迎え寝たきりになっていた
ライトは甲斐甲斐しく僕の世話をしてくれる
いつも泣きそうな笑顔で
「マナ」
「ん」
「もう、食えないか?…あと一口、どうだ?」
「ライト、ありがとう」
「……待ってくれ、頼む」
「僕は、本当に、幸せ者だね…」
「っ…あぁ…だって、この俺がっ恋人なんだからな!」
「ありがとう…ライト」
「あぁ…よく頑張ったな…ありがとな、愛してるマナ」
「あ、いして…る」
マナの目から光が消えた
掌で瞼をそっと閉じ
唇にキスを落とした
また会おうな、マナ
最初のコメントを投稿しよう!