勇者二人

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目を開けるとそこは一面真っ白な世界が広がっていた 「久しぶり」 「やぁ、天使様」 「お疲れ様」 「生き返らせてくれてありがとうございました。とっても幸せな一生でした」 「それは良かった。さぁ体を元に戻してあげるよ」 「ありがとう」 暖かい光が僕を包み込み体が元どおりになった 「さぁこれで元通り!ねぇ、君にお願いがあるんだけど」 「ありがとうございます、なんでしょう?」 「君、天使になってくれないかな?」 「はぁ…僕が天使に?」 「そう、君はとても素晴らしい人間だった、人一倍人を救い、人一倍人に愛され、人一倍人を愛した。君には天使になる資格があるんだ」 「天使になるとどうなるんですか?」 「ずーっと天国で自由気ままに幸せに暮らせるよ」 「そうですか、でも、僕、ライトがいないならここにいても幸せにはなれないので」 「ライト君も天使になる資格があるよ」 「え?じゃあ二人とも天使になれるなら、なります」 「ふふ、じゃあこっちに来て、ライト君を待とうか」
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