プロローグ

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といった考えが世界中で出来上がった。 このことにより、世界中は天使や悪魔を使った争いをし始めた。 その争いとは、 天使側と悪魔側というような区切りはなく、国と国の争いと言うわけでもない。 ただただ自分の強さを他人に思い知らせてやりたい。 そんな争いだった。 敗北すれば契約は解除。 天使や悪魔は消滅し、最悪の場合は自分も死んでしまう。 危険を知っていながらも、人は戦う。 やがて天使や悪魔を利用した犯罪が多発。 そんな時代になってしまった。 そして西暦2501年 主人公である和原幸多はそんなことなど気にせず、契約を決意するのであった。 「お兄ちゃん!これだよ~天使の召喚陣。どう?うまく描けてるでしょ」 「描けてる…けどさ、これってどのやつだ?」 スマホでネットの画像を見ながら幸多は疑問に思う。 ちなみに言っておくと、 幸多は契約のことをよく知らない。 両親は【もういない】ので教えてくれる人なんていない。 妹は14歳。契約のことに興味があるらしく、ネットなどで調べていることが多いので任せてみることにした。 「実はね~。何個か候補があったからさ。全部混ぜてオリジナルのやつを描いてみた」 「混ぜたぁ?」     
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