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気配を消さなければサタナエルからバレてしまい、殺されていたかもしれない。
しかし、サタナエルは気配はなくなったと言ったのだ。
ブリュンヒルデとフレイヤは連絡がいつでも取れ、フレイヤはブリュンヒルデの状況を常に把握できるのだろう。
沙夜とブリュンヒルデの気配を消したのはフレイヤと思われる。
それに沙夜が気づくのは不可能である。
場面は幸多の部屋へ。
(サタナエルが去った時と同時刻。)
「どうやら無事去ってくれたようですね」
やはり予想通りフレイヤが、2人の気配を消したのだった。
しかし、フレイヤは感じ取った。
現場にいなくても【あること】を。
「サタナエル……、でも契約者の様子はおかしい気が……」
フレイヤが感じたものとは―。
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