17.気配と違和感

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気配を消さなければサタナエルからバレてしまい、殺されていたかもしれない。 しかし、サタナエルは気配はなくなったと言ったのだ。 ブリュンヒルデとフレイヤは連絡がいつでも取れ、フレイヤはブリュンヒルデの状況を常に把握できるのだろう。 沙夜とブリュンヒルデの気配を消したのはフレイヤと思われる。 それに沙夜が気づくのは不可能である。 場面は幸多の部屋へ。 (サタナエルが去った時と同時刻。) 「どうやら無事去ってくれたようですね」 やはり予想通りフレイヤが、2人の気配を消したのだった。 しかし、フレイヤは感じ取った。 現場にいなくても【あること】を。 「サタナエル……、でも契約者の様子はおかしい気が……」 フレイヤが感じたものとは―。
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