冷たい花

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「お帰り」 中本くんの所に戻ると、ずいぶんと小さくなった綿菓子を片手に、スマホをいじっていた。 隣に腰をおろして烏龍茶を渡す。 「サンキュ、ほら、口あけろ」 「え」 中本くんは、待ってたと言わんばかりに綿菓子を私の口元に持ってきた。 食べさせて、くれるの? 私は、周りに人が居ないのを確認してから、口を開けた。
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