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オモイがわずかに笑ったような気がした。戦術支援AIにもユーモアや皮肉があるのだろうか。
「同朋のウルルク独立王道軍の対空攻撃施設を、ハッキングしてあの雷光を狙います」
空軍基地の反対側に結集している味方の軍勢だった。タツオはいった。
「当該作戦の最高指揮官は誰だ?」
「独立王道軍のパンタック中将と、日乃元進駐軍逆島少尉です。ただし逆島少尉はこの作戦機関に限り、戦時特別任官で権限は将官クラスに格上げされています」
「了解した。では、対空攻撃施設を拝借する依頼書を中将に送ると同時にハッキングを開始してくれ。なにがあってもあの雷光22だけは逃がさない」
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