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この世界には魔法らしきものが存在するようだったけれど、そんなものどうでもよかった。
ただ、その言葉を聞くのが恐怖だった。
性器を突っ込まれたまま、その呪文を唱えられる。その行為がそいつらの中で流行った。
苦しいと、辞めて欲しいと、泣き叫びたかった。
でも声は出なかった。
髪は掛けられたものでバシバシになり、皮膚もガビガビ、尻の穴からはありえないぐらいの量の精液がゴボゴボと音を立てて出てくる。
一日に何人相手にしているのかさえ分からなかった。一人の気が済めば、次の奴、ずっとそれが続く。
最初は切れて血まみれになっていたけれど、今は精液まみれのそこが切れる事はない。擦られても潤滑剤の役割をしているのかそこまで酷いことにはならなかった。
何日かに一回は川で体を洗えるけれど、それも監視付き。川の中で犯されることもある。
気の休まる時なんてなかった。
いつやってくるかわからない『うさ晴らし』の時間。
俺の事を気の済むだけ殴り、蹴り飛ばす。
ポーションのような回復薬を飲まされながら、ひたすら暴力を振るわれる。
死なないように。長く使えるように。
心は疲弊し尽くした。
この首輪がある限り、自害もできない。
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