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清々しい朝、鳥達は歌い、風は木々を揺らす 、平和な朝
「今日の朝ごはんは蜜牛のミルクにバケットウッドの枝♪」
鼻歌を歌いながら朝食の準備を進める学生くらいの女の子
「先生は昨日寝るのが遅かったからまだ起きないだろうな」
「あいつは起きないからな」
人影は1つなのだが声の主は二人
「今日は忙しいから早く起きるって言ってましたよ?」
「それでも奴は起きないよ、耳元で爆発しても起きないような男だからな」
「それもそうですね、くるっぽーさんが先生の分食べます?」
「俺はくるっぽーじゃないと言っているだろうが、助手」
「私は助手ですが名前は別ですよ」
「知ってるわ!」
「食べないんですか?」
「食べる」
羽音をさせながら食事が並べられた机に行く人ではない影
「フィンはあいつの今日の予定は知っているのか?」
「グリーさんは聞いてないんですか?なんか龍を見に行くって言ってましたよ?」
「あ、俺は今回パスだから」
急いで食べ終わり飛び立とうとする影をもう一つの影が掴む
「今、私が作った朝食を食べましたよね?」
「まさかこれはそのための!」
「働かざる者食うべからずですよ」
「謀ったなぁ!」
そんなやり取りをしていたら上の方から地面が揺れるほどに爆音が
「……毎回なんですけどあれはどうにもならないんですか?」
「なってたらこうはなってない」
「ですよねぇ…あれのせいでこの時間で家の周りには何も近寄らないんですよ…」
「俺もこの時間はここにいたくない」
「そろそろ起こしに行きますか…」
影は立ち上がり部屋を出る
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