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「よし、行こうかな」
片付けを終わらせて外に出る
「ぺガス、おはよう」
放し飼いしてある馬のような生き物に声をかける
『テンマモドキ』
テンマ属に属する種類、危険度は2程度
翼を持つ馬、飛べないこともないが自重が重たく滑空に近い形でしか飛べない種類
人懐っこく人を乗せて飛ぶと1人で飛ぶ時より長く飛ぶ
テンマモドキに跨りそっと足で蹴る、するとゆっくり歩き始めた
「今日は調子良さそうだね、じゃあ行くよ」
背中をゆっくり撫でるとテンマモドキは加速をはじめ
空を駆けた
テンマ属の生き物は大地と空を踏みしめて走る事が出来る
原理はまだ解明されておらず、テンマ属のみを研究する学者がいるほど
しかしこのテンマモドキはあまり長くは走る事が出来ず、大きな翼を使って滑空する
テンマモドキは自分が到達できる最高高度まで走るとゆっくり滑空を始める
全てを見下ろせる高さ、その視線の先には大きな街
『ウィズダムエルドラド』
知識の黄金郷を意味するこの街は大きな学校機関、あらゆる分野の天才と呼ばれる人物達が教師で、生徒達も秀才以上の粒ぞろいな学校機関
ウィンギィも教師の1人であり、星生物学という分野で活躍している
西の端の方にゆっくりと降りた
「ありがとうございます、今日速くつきましたね」
馬小屋に入れて紐をつなぎ、頭をゆっくりと撫でる
ぺガスは幸せそうに目を細めていた
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