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──江演歌のアジト──
勇が次に逃げた場所は江演歌のアジトである。てか地下の街。 そこのアジトは地下にあって、カジノや賭博、遊楽街が設けている。江演歌の権力で立てられた歓楽街と言えるだろう。
勇「ふぅ~、流石にここまでは追って来ないだろう」
江演歌「お?なんや勇やないか? どないした?」
勇「その声は……江演歌か…、ってか部下引き連れてるし!? 如何にも極道の組長だな!」
江演歌「まぁな、俺実質…組長やしな」
ドヤァ…
勇「ドヤ顔を決められても困るんだが」
江演歌「で、どないしたんや?息があらいでー」
勇「ああ、丁度良かった。 今賢達に追われてて な。一時をしのぐ隠れる場所を欲しいんだが」
江演歌「ほぉ~ん。 まーた勇、賢達に構を掛けたんか?相変わらずやな」
勇「それが俺の…性格だからな」
ドヤァ…
江演歌「ドヤ顔で決められても、言ってる事が迷惑の極みやで」
江演歌「ま、ええわ。勇とワイの仲や…隠れる場所提供してやるわ。 こっちや」
勇「ほ~、すまねぇな。 …って言って豚小屋とかないだろうな?」
江演歌「…ちっ」
勇「今舌打ちしたよねこの人!? なに、入れる気?本当に入れる気なの!?」
江演歌「そんなことせぇーへんって~。 ……嘘やけど」
勇「おい、今嘘って言ったよね!? 嘘って言ったよね!」
江演歌「勇は黙って着いてきぃ。 あー、…他のモンはシノギに戻れ。」
部下達「「「うッス!!」」」
タタタタ
勇「……あ~、これで俺は出荷されてめでたしめでたしでした か。マジワロタ」
江演歌「せやから、せぇーへんって!? 信用して!?」
勇「それより、アイツの調子はどうだ?」
江演歌「アイツ? 誰や?」
勇「…ラギンスの息子の、ホラあれ」
江演歌「あぁ、ピエールか。 ピエールは元気やでー。外の世界に出させて、学校にも行かせて世界のあり方を学んでるわ。 でも、ま 相変わらずの内気やけどな」
勇「…そうか。 俺はまだ1回しか合ってないからさ…どんな子どもなのかまだ分かんねーんだよ。」
江演歌「…あーそっか。 ま、隠れる場所がピエールの所やし構ってやってくれ。」
勇「そう …か、って、 え? ピエールの所?」
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