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その後も、香港とエジンバラの二人は文通を続け、ティンティンは病気と闘う少女を懸命に励まし、祈りました。
諦めなければ、どんな奇跡だって起きる。
ティンティンはそう信じるのです。
そして時は流れ、ある日。
ティンティンは特別な気持ちで、国際空港の到着ゲートで待っていました。
ヒースローからの飛行機が着陸してしばらく、あの『茶色い仔熊のぬいぐるみ』を両手に抱えた女の子が、こちらに向かって歩いてくるのが見えました。
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