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ポーラは小さな女の子です。生まれたときから、エジンバラの病院で暮らしています。
病室の窓から見えるのは、毎日変わらぬ同じ景色。外に出られないポーラは退屈な日々を過ごしていました。
そんなある朝のことでした。ポーラが目を覚ますと、窓辺に飾っておいた仔熊のぬいぐるみが見当たりません。
「あら、フェルカがいなくなっちゃったわ」
よく見ると、仔熊のフェルカが座っていた場所には、一枚のメモが置いてありました。
『ちょっと旅に行ってきます フェルカ』
そんな書き置きを残して、茶色い布製の彼は旅に出掛けたようです。
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