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(あはは、否定できないよ)
シンジは内心苦笑いをする。
「何ボーッとしてんだ!」
チンピラの仲間はそう言いながらシンジの方へ殴りかかるとシンジはそれを少し屈んで避け、腹を殴る。
「まぁ、所詮この強さだから多分雑魚なんだろうけどね」
「な、なんだこいつ!」
「つ、強ぇ」
一瞬でやられた仲間を見て残りチンピラ達は驚愕の表情を見せる、それも当然だ。
何故ならどう見てもチンピラ達よりも一回りは小さくみえる少年に対して2分も満たない時間で2人も仲間がやられているからだ。
「今退くならこの件は終わりにするけど、どうする?」
シンジは笑顔でそう言った。
「ナメやがって!」
「行くぞお前ら!」
(ってそう簡単に帰ってはくれないか)
「やめとけ!お前らじゃ勝てねぇよ!」
チンピラの後ろの方から怒鳴る声がし、その声が響き渡るとチンピラの中からガーディアンの制服を着た、男子生徒が現れる。
「うちのアホどもが迷惑かけたな、俺の名前はマサ、こいつらのリーダーみたいなもんだよ、よろしく」
そう言いマサはシンジに握手を求めるように手をさし出す。
「あっ!うん!」
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