文芸部にようこそ

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「携帯を奪ったところで手遅れ。見たでしょう? 私は写真をパソコンに転送したから」 「そうそう、木戸っち、落ち着けって~」 「あきらめなさい。二週間ここに来たら、ちゃんと返してあげるから」 「…………っ。お前ら」  綺麗な先輩に優しく言い諭されて、陽一は自分の首に鎖をつけられたことを知る。 「お前ら最低だ!!」  そうして、先輩との二週間がはじまった。
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