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僕の毎日の一番の楽しみはお父さんとのお風呂だ。
仕事から帰ってきて汗の匂いをぷんぷんさせたお父さんと風呂に入る。
お風呂上がりにお母さんがくれる冷たい牛乳を飲むと一日のやなことも全部忘れられる。
今日も学校であった出来事を話しながらお父さんの大きな背中をゴシゴシ擦る。
「力が足りないな、もっと強くやっていいぞ」僕は、力を込めて自分の手の何倍もの背中を毎日洗っう。
「ほうら、交代だ。」
父さんの手は大きいから僕の小さい背中なんかささっと洗ってしまう。
「もっとちゃんとだよ、」
僕は時間をかけなきゃ洗えないのにお父さんがさっと洗えてしまうのがなんだか悔しくて僕はいつもねだる。
それからお風呂にはいってタオルでクラゲをつくったり、
おけを沈めておならみたいにボコボコさせて遊ぶ。
「ぱぱの手を見てごらん。」
言われるままにお父さんの握ってある手を覗き込むと水が勢い良く飛び出して僕の顔にかかった。
「うわっ」
顔の水を手で拭うと満足そうにお父さんはにやにやしていた。
「水鉄砲だよ。」
「ぼくもやる!!」
お父さんの真似をしてもうまく飛ばない。
「コウタは手が小さいからちょっとしか出ないなぁ?」
その日はのぼせるまで2人で水で水鉄砲をやって遊んだ。
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