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 次の週の校内放送はきちんと収録できた。先輩が僕のことを頼りになる、感動すると言ってくれたから、それが自信に繋がったのかも知れない。他の人の目に映る自分が最高でありたいと思いはじめると、それは他の場面でも効果を表し僕の能力を更に向上させた。先輩の存在は指導者として、心の支えとして、僕にとって本当に大切なものだ。  数年後。僕と高田先輩はそれぞれ別のラジオ局に入社する。ずっと先輩のことを『高田先輩』と呼び敬語を使う僕をおかしいと言う人がいるけれど、僕も先輩もお互いを尊敬していて、十分に幸せなのでこれでいいと思っている。  僕は、夢を追う僕が大好きだと言ってくれる、高田先輩が大好きだ。
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