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人間とは違いますからね、わたしも動物と話ぐらい出来ます。ペットを飼っている人には羨ましいでしょう。
「 してませんよ! 出来る訳ないでしょ? 態々地球迄出向いてなんて。預かりものなんです。ただ、僕に預けた者は直ぐに死んじゃって、何も分からないんですよ。」
眉間に皺を寄せ、誤魔化す様にそっぽ向いてふーっと溜め息を吐く。確かに面倒臭い事情があったのだ。未だ謎な程に。
「 そっち向いて惚けるな。分からんで済む話か!? 」
テーブルを叩きながら、椅子をガタンと撥ね飛ばしイフシガス長老が立ち上がる。
「 神の罠か!? 」
二人の長老達は互いの顔を見合わせ、色めき立った。
ところがヴィオ=ラス様ときたら…… 。
「 ねーーっ?
ちょーーと、神 VS 魔 ぽくって面白そーでしょー?
是非一口乗って欲しいですねぇ。何にせよ、せっかく手に入った神の娘ですよ? 大切に扱わないと勿体ないじゃないですか。」
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