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本当に楽しそうな笑顔で他の長老を唆している。
それを聞いた時は、
ー まさか! そんな面白半分の理由ー!? ー
と、恐ろしさも混じった驚きだったが、
時を経てあなたと言う魔族を聞き及ぶ今では、
ー 締め上げて吐かせてやりたい!
本当の狙いは何だったんだーー!? ーと!
すると、アルタナ=ベルがこれぞ悪魔という邪悪な形相で、高い笑い声を出した。
「 そう!
天使を悪魔に造り変える!これこそ悪魔の仕事よねぇー。おーほほほほほー! 」
「 とんーーーでもありません!! 」
ぶちギレそうに歯を剥いて、ヴィオ=ラス様もガタンと椅子を撥ね飛ばし立ち上がる。キッとマリン=エル様を睨むと、ぎゅーっと抱き締める。幼い彼女は怯え泣き出しそうだった。
「 そんな事は僕が許しません!
神に逆らう様な悪い子は、僕の子じゃありませんからねーーっ!! 」
「 ああ!? 」
テーブルを挟んで、身をのりだしイフシガス長老は刺殺さんばかりに指を差して激昂した。
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