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関門海峡は潮の流れが激しく、当初は平氏が義経軍を押していくが、潮の流れが変わると戦況も一変する。
義経軍は体勢を立て直し、平氏軍に猛攻撃を仕掛けた。それによって、ついに平氏軍は壊滅状態に陥った。
二位尼は死を決意し、幼い安徳天皇と三種の神器と共に海中へと身を投げた。
この戦いで栄華を誇った平氏は滅亡する。
「今日は特別な日になる」
一三三六年七月四日、新田義貞と共に楠木正成は湊川の対岸に迫る足利軍の軍勢を見据えた。
戦いが始まると正成の軍勢と義貞の軍勢は敵の大軍によって引き離される。前後を遮断された正成は運命を悟り、足利軍へ一六度もの突撃を繰り返す。
この突撃により、ついに七〇余騎にまでなった楠木勢は民家へと駆け込んだ。
ここで楠木正成ら全員が炎の中果てることとなる。
一三三八年、足利尊氏は光明天皇から征夷大将軍に任じられ、室町幕府が発足した。
一八六九年五月一一日、戊辰戦争の最後の戦いとなる箱館において新政府軍の総攻撃が開始された。新撰組の島田魁らが守る弁天台場は包囲され、事態は逼迫していた。
「……今日は特別な日になる」
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