2人が本棚に入れています
本棚に追加
「これ、タオルと着替えです。女性の服はないので僕のになっちゃいますけど……。浴室はそこの右のドアになってるので先に浴びちゃってください。ドアに鍵付いてるので不安だったら掛けてくださいね。もちろん覗いたりはしません!」
寝室のクローゼットからばばっとタオルとまだあまり来ていないTシャツとジャージを選んで彼女に渡した。
彼女はそれを両手で受け取ると、軽く頭を下げた。
「ありがとうございます…」
いつも無愛想な彼女から感謝されるもんだから、驚きと嬉しさが半々で、
「あぁ…」
としか反応できなかった。
彼女はもう一度軽くお辞儀すると、浴室へ入っていった。
最初のコメントを投稿しよう!