第2章 ハプニング

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第2章 ハプニング

6月になった。 梅雨の時期に入り、日中は絶えることなく雨が降る。 湿気も多くジメジメしていて気持ち悪い。 しかし、今日は珍しく雨雲が無く、湿気は多いままだが空は快晴だった。 「暇だなあ」 店が山の中にあり道が悪いため、雨が降り続いてるとお客さんが全く来ない。 今日は晴れていても、昨日まで降っていた雨のせいで道はぐちゃぐちゃ。今日1日で乾くことも無理だろう。 「もう店閉めるか」 まあ自宅は2階だし、問い合わせの電話が来たら開ければいいだろう。 そう思い、入口横に置いている看板を店の中に入れようと外に出た時だったーー。
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