39人が本棚に入れています
本棚に追加
そして、そんなある日…。
【キング】
『実は、俺も就活の時期になりまして…しばらくお別れです。本当にお世話になりました!』
と!
『キング』さんから書き込みが有ったのだ!
「…えっ?」
私は、驚いた!
『そんな!寂しくなりますね!でも就職活動、頑張って下さいね!決まったら、きっとまた戻ってきて下さいね!!』
すると…
【キング】
『もちろんです!
でも、もしかしたら…ワケ有って戻れないかもしれません』
という返事が返って来たのだ!
「そ、そんな!」
私は!
激しく取り乱した!
『どうしてですか?!
私は!キングさんのお陰で、これからも執筆を頑張れそうな気がしていたのに!キングさんが!私を変えてくれたんです!』
私は、本当に『キング』さんを失いたくなかった!
すると…
【キング】
『何を言うんですか。星の砂さん。
貴女の方こそ俺を変えてくれたんです。
貴女と出会うまで、俺は本当に身勝手で自己中な人間でした。
自分の作品が世の中で一番面白いと思い、他のクリエイターの皆さんを鼻で笑っていました。
今、思うと本当に恥ずかしいです。
でも、星の砂さん。
貴女は、そんな俺の書いたクソみたいな小説を読んでくれて…
「元気をもらった」と言ってくれました。
「勇気をもらった」と言ってくれました。
「感動した」と言ってくれました。
貴女こそ俺を変えてくれたんですよ!』
いつの間にか…
私の両目には、
涙が溢れていた…。
【キング】
『貴女なら大丈夫!
もっと自信を持って!強く生きて下さいね!応援してますから!グッ・ジョブっすよ!星の砂さん!』
と、それから『キング』さんからの書き込みは…
来なくなってしまったのであった…。
最初のコメントを投稿しよう!