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大林少年は夢の中で苦しんでいた。
誰かが自分の尻の穴を犬のように舐めているが逃げようとしても体を締められて動くことが出来ない。
はっと起きると陰口小五郎が一心不乱にになって大林少年の恥ずかしい部分を舐めているではないか。
思い切り陰口小五郎を足で蹴っ飛ばすと、彼「おいおい乱暴なことをするじゃないと偉く立腹して、お尻の穴を良く洗っておきな」と捨てゼリフを吐いた。
大林少年はシャワーを浴びあの気持ち悪い感じがいつまでもこびりついているようでその日はおろかしばらく立ち直れなかった。
陰口小五郎は大林少年が落ち込み、彼が自分を憎しみの目でみていることを感じ色々とご機嫌伺いしたが、少年の固く閉ざしたこころは日ごとに生気をなくしていくようだった。
ようやく笑顔をみせたのは伝書鳩のボッポちゃんをあげてからだ。
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