カタオモイ

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カタオモイ

それは、ただ甘く。色も形もない そして、30%オレンジジュースのようにずっと舌に残る 吐き出したくても、喉が言葉をひっぱるんだ ボクは酸欠状態で、君から必死に顔をそらす 24時間、朝昼夜、365日にずっと同じ夢を見続けているような気分 いつものボクに戻れるかな? 不安定な足元、強く踏みしめた 歩き方、忘れたみたいに、ふらふらゆらゆらくねくねと曲がってターン 前を見ているけど、実はなにも認識していない 誰かが、ボクの肩を揺すって足を滑らせ床に倒れ込んだ だけど、痛みも恐怖も感じるスキがない 雨の日も、風の日も、春夏秋冬ずっと夢を見ていたい そして、いつかこの夢が夢じゃなくなる日を願う いつまでも…いつの日も…
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