温泉旅行。

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 医師の検査報告に動揺する。 そうしたらガチャッとドアが突然開いた。  入ってきたのは、課長だった。 「亜季!!和季も無事か!?」 「あ、あなた!?」 「亜季。怪我は!?どこも悪くないのか?和季は?」  必死に私の肩を掴み無事かどうか確かめていた。 動揺していてパニックになっていた。 「あなた、落ち着いて。私も和季も無事よ。  少し首とか痛めてしまっただけよ! 和季も奥で眠っているわ。怪我も無いし無事よ!」  そう言うと課長は、ホッとしたのか肩の力が抜けていた。 へなへなと座り込んだ。  こんな風に青ざめて動揺する課長は初めてみたわ。 「あなた、大丈夫?」 「丁度良かった。ご主人にも診断結果をお伝えしておきますね?  事故後で失礼かと思いますが、おめでとうございます。 奥様は、おめでたですよ!」  ニコッと医師がそう伝えてきた。 そう。診断結果は、妊娠報告だった。  私のお腹に2人目の子供が宿っていた。 吐き気などが、和季の時と比べて軽かったので気づかなかったわ。 「えっ……おめでた?本当ですか!?」 「えぇ、今妊娠3ヶ月目ですね。 お腹に影響は、ありませんでしたのでご安心下さい」  医師が、そう言うと課長の身体は、微かに震えていた。 私は、声をかけようとするとギュッと抱き締めてきた。 「やったぞ。亜季…2人目の子供だ!!」
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