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Z軸方向に絵を描くとは壺を焼くことに通じたり
私たちが住む世界はX,Y,Zの三つの次元から成っています。通常の表現でつかわれるのはその内の二つ。つまり、平面です。紙や液晶画面、たいていは縦横の二次元に文字や絵を記す表現で意思疎通は事足ります。
しかし、平面は三次元の投影であるため立体をどうしても意識せざるを得なないのです。私は絵が得意だ、という人は星の数ほどいるでしょう。でも、立体物を歪むことなく描写できる人はどれだけいるでしょうか。
いたとしても複雑な螺旋であるドリルを描くのはなかなか難しいのではないでしょうか。
そして絵だけでなくその実物像を造るとなるとお手上げ状態になってしまいます。
わたしもそうです。どんな素材を使ってもいいからドリルを一から捏ね上げろといわれると手も足も出ません。
この困難を手助けしてくれるのがコンピューター支援デザイン、すなわちキャド(CAD)です。工業製品の設計現場にCADは欠かせないものです。
さて、平面に絵を描こうとする場合、私たちはどのようにするでしょうか。いきなり全体像を含めた輪郭線を描き始めますか。ほとんどの人が立体の側面から取り組むと思います。
まず部分を描いて「立体感は、う~ん」となってしまうのではないでしょうか。
それならば、急がば回れです。先に立体を作って投影してしまえばいいのです。
それが私の3Dお絵描きに対するスタンスです。
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