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「やはり、この部屋から気配がするな......」
「ちょ、何なんですか! あなた!」
俺はその男の肩を掴んだ。すると、何もされてないのに俺の体は後ろに吹っ飛ばされた。
「いてて......」
「黙れ人間風情が。この俺に気安く触るんじゃねぇ!」
凄みを聞かせて怒鳴ってきた。こいつ......何者なんだ?
男はリビングに入った。俺も起き上がりリビングに戻った。
「お前はモレク......」
ウリエルは青ざめた顔をしている。
「知り合いか? ウリエル?」
俺はウリエルにこの男の正体を聞いた。
「こいつとは上界で一度だけあったことがあるんです。流星様、こいつは天使と敵対する悪魔です。悪さばっかりするんですよこいつは! まぁ、他の悪魔達もですけど。たくさんの下界の子供達がこいつのせいでインフルエンザになったり、おたふく風邪になったりしてるんです!」
俺は思った。悪魔にしては規模が小さくないか?
「それで! 私に何の用です?」
するとウリエルは顔を赤らめて信じられないことを言った。
「ウリエル! 初めて君を見たときから君のことが好きだった! 付き合ってくれ」
なんとモレくはウリエルに愛の告白をしてきた。
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