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あ、好きって言っちゃった。今日は言わないでやろうと思ってたのに。まあいいや。
で、話は戻るけど、ホントはタカシがシュート上手いの知ってるんだ。アタシ」
「えっ?あ、あ…ありがとう」
思い切り照れたタカシだったが、リサの「好き」よりも「シュートが上手い」という台詞が頭に引っ掛かっていた。
“シュート上手い…か。久しく言われたことねーな”
もう一度、リサに自分が輝いているところを見せたい。
リサの何気ない一言で、ふと芽を出した、タカシのプレーヤーとしての自我とプライドは、それから日を追うごとに大きくなっていった。
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