揺れる想い

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「冷めないうちに少しでも食べたほうがいいわよ。それと薬、ここに置いておくから食べたら飲みなさいよ。」 母がお粥と薬を勉強机の上に置いていった。 白いお粥からは、ふわっと白い湯気が上がっている。 窓からはいつものように海がキラキラと輝いてる。 家の中にいるのがもったいないぐらいの天気だ。 そんな中、私はベッドの中。 あの日、私は涼の体操着なんて着て帰るのが恥ずかしくて、涼には着替えると伝えたけどそのまま濡れた服で帰ってきた。 だって、男子の体操着を来て帰ったら、みんなに何か噂されそうだったから・・・。 着替えようとしたら、鏡に映った自分の姿にびっくりしてしまった。 だって、雨に濡れたせいで下着までくっきり透けていたから。 ピンクの下着がレースまで透けて見えていた。
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