「……近すぎ」

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「あ!宏之、どこ行くの!?」 受付の日高さんが、走りながら去ろうとする私たちに向かって叫ぶ。 「生徒会の仕事!」 「なんでその人が一緒……、てか、服!」 「あとで、俺が責任もって脱がしとくから。じゃあな」 またしてもとんでもない発言を繰り返した背中を、バシッと叩く。 廊下の端っこまで走って振り向くと、日高さんが立ち上がってこちらを睨んでいるのが見えた。 きっと、あの子も知花くんのことが好きなんだ……。 あんなに周りに女の子がたくさんいるのに、どうして私に構うんだろう。
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