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本日も平凡な学校の日常が終わり下校の時間となった。
いつもの様にキララは美樹と帰ろうとすると、後ろに智樹が付いていた。
「兄貴どしたの?」
「いやぁ、信吾は掃除当番だし、ういちは塾だから一人ぼっちなんだよね。」
いつも智樹は男子の友達である佐々木信吾と徳永宇一郎(とくなが ういちろう)と遊んでる事が多い。
キララが美樹の家に遊びに行くと、信吾とういちが智樹目当てで遊びに来ていて、キララも信吾とういちは仲好しの部類に入る。
遠足や他の行事でのグループ分けの時は、この五人が集まる事も多い。
「だからさ!今日はキラんちでモンハンやらね?」
「兄貴~。普通さぁ女の子の家に来てゲームとかおかしくない?信吾君の家に行けばいいじゃん。それに私はゲーム得意じゃないし?」
「いやいや!私は別に大丈夫だよ。今日はママも出掛けてるし、パパも夜まで帰らないし。」
キララの母親は週三回程、塾の講師をしており。
キララが一人で留守番の時は友達を呼んで遊ぶのを推奨していた。
「だろ?それにレベル一番高いのってキラなんだよね。」
本来キララはゲームに興味がなかったのだが、智樹が執拗に誘うものだから一応遊んでみたタイプだ。
そして智樹とゲームを遊んでいると智樹がものすごく優しくなり、それがキララには凄く嬉しかった。
「まぁいいけどね。私はワンダちゃんと遊んでるから良いもん。」
キララの飼い犬ワンダは、キララの友達にはとてもフレンドリーなのだ。
「ただいま!!」
キララは自宅の前で扉を開ける前に扉に向かって声を掛けた。
扉の向こうでは扉をカリカリと引っ掻く音が聞こえて来た。
飼い犬のワンダがキララを歓迎しているのだ。
「おお!相変わらす元気なワンコだ。」
智樹が感想をもらした。
キララが玄関の鍵を解錠し、扉を開けるとワンダが飛び出してきて....
「お帰りなさい!!!」と喋った。
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