1人が本棚に入れています
本棚に追加
人類はどんなことのために生きているんだろう。
僕が今生きているのだって、この世界にとっては海の水が弾けるくらいにすぎない。
そんな僕の生命にもなんの価値があるというんだろう。
自分の居場所さえ探すことができず、もがき続け、
あきらめてしまう。
弱いやつだった。
そんな自分のことも大っ嫌いだ。
自分を好きになれないやつを、誰が愛してくれるというのだろう。
身近なものに答えはあるかもしれない。
けれど考えないだけ。
結局は僕自身が傷つかない道を選んでいる。
それでも...それでも、誰かに
好かれたいと、愛されたい、という
思考が存在していることが、腹わたが煮えくりかえりそうで無性に嗚咽が走る。
なんて欲まみれの人間なんだ!
そんなの敵だ!排除しろ!
自我を殺せ!
僕の頭の中ではいつも戦争が起こっている。
敵は、僕。戦っているのも僕だった。
最初のコメントを投稿しよう!