うちはイケメン

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「イケメンは笑顔で」と、二階堂はごまをすった。 「後がつかえてるから早く撮ってくれないと」おばあさんも言った。 「にゃにゃん」猫たちも鳴いていた。 そのとき、撮影を見ていた観衆の中から空たんが走り出て教授の足元でころんと転がった。 カシャッ、二階堂は空たんを激写した。 ころんころんとポーズをとる空たん。 二階堂は教授をほっておいて空たんを撮り続ける。 「わしもするぞ!!!」 教授がころんころんしようとした。 「教授、服が汚れます。ハムテル食い物でつれ、早く!」 「二階堂、とにかく空たんの写真も撮りなさい、あとで」おばあさんは上から目線で言った。 ハムテルは少し温めたミルクをさらにのせ隣の部屋からちょびたちを呼ぶ。 「ミケ、ちょび、じにー、ちびミケ、空たんおいでミルクだよ」 だーとみんなが走る。 「わしはコーヒー、砂糖は三つ」 「はいはい、教授終わったらコーヒー入れますから」 「音楽かけよう」 教授はリラックスして笑顔になった。 カシャッ、すかさず二階堂はシャッターを切る。 「次、おばあさんスタンバッてください」 「わしはもう終わりかい?」 「教授は次の服に着替えてください」 「わかった、ハムテルどれがいい?」     
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