うちはイケメン

6/18
前へ
/31ページ
次へ
「汗^^;;待っててなハムやん」 どたどた、ミケは走り去った、たぶん、念入りにグルーミングしてくるんだろうな・・・ 「俺はこのままがいいんやけど、写真たくさん撮ってほしい」 その時時計が十時を打った。 ハムテルの携帯が「わんわん」と、なった。 そう、ハムテルの着信音は犬の声だった。 「いつもお世話になってます、西根動物病院ではなく、ハムテルです」 「もしもし、みーちゃんです、こんばんは、悪いけど先にジニーに変わってね」 その時ハムテルの手から携帯は奪われジニーは携帯を抱くように床に転がっていた。 携帯からはみーちゃんの声で子守唄らしい歌が聞こえジニーはごろごろ言っていた。 子守唄が終わるころジニーは寝付いたらしい、しかし、携帯はしっかりとジニーに抱きしめられ、ハムテルの力でも容易に取れそうもなかった。 つけくわえると、久しぶりの子守唄にじにーは満足そうだった。 「ハムテル、ジニー携帯離さないかなぁ?ではPCのメッセで話そうか?」 ジニーの手の中からみーちゃんの声がする、耳元の携帯で聞いてるような大きい声が、 ハムテルはPCを立ち上げメッセを立ち上げた。     
/31ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加