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「だから、父親は俺だーっ」
「そんなこと、DNA検査でもしなけりゃわからないだろうが」
いや、それだって、100%じゃない、と羽田が言い出す。
「……お前ら、いい加減にしろ」
と冷静な港が言っていた。
病院に着くまで、二人は揉め続けていたので、ちょっと気が紛れた。
分娩室に車椅子で運ばれながら、
なんだろう。
この二人、結構いいコンビな気がしてきた……、と思っていた。
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