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金字塔
金字塔
夢を追い求める気持ちは、青春の青さにも似て、
止むことはない。
あふれ、あふれ、尽きることはない。
一度も掴めぬ、その美しき女神は、
風のように飛んでゆく。
その風を……
届きそうで届かない風を、
永遠の名のもとに贈らんとして、
走り続けてきたのだ。
様々な時代を駆け抜け、
通り過ぎながらも忘れられぬ思いを胸に、
光、ふりそそぐ森の中を、
その馬に乗りて駆け抜けてきた。
木もれ日からは、妖精たちが飛び回り、
動物たちがも、一斉にふりむく。
時代の到来を告げ知らせるために、
理想を見失わぬために、走り続けよう。
立ち止まることはない。
夢は追い続け、求め続け、描き続けるものなのだ。
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